ごあいさつ

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 平素より学校生協運動にご理解ご協力をいただき,誠にありがとうございます。

 新年度を迎え,学校職場では児童生徒や先生方との新しい出会いの中で日々をお過ごしのことと思います。

 今年の冬は例年にも増して厳しい寒波に見舞われ,春の訪れが一段と待ち遠しく思われました。少し長いスパンで見ると冬季の総積雪量は減少している一方で,いわゆるドカ雪の回数は増えているそうで,その要因には地球温暖化があるとのことです。昨年の猛暑を思い出すと今年の夏も少しため息が出そうになります。高温化により屋外での教育活動にも支障が出ています。二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出抑制は待ったなしの課題です。

 今年は被爆80年を迎えます。ウクライナやガザ地区への侵攻ではロシア,イスラエルが核兵器の使用について言及しています。被爆者の皆さんが中心となり,再び使われることがあってはならないととりくんで来られた核廃絶の願いが踏みにじられるのではないかという強い危機感があります。

 広島県学校生協は1948年の設立以来,教職員の福利厚生組織として,物不足,物価高,食の安全,平和や近年では頻発する自然災害への支援など様々なとりくみを通じて組合員の皆さんの生活の安定にとりくんで来ました。

 平和で安心な社会の実現を希求し,組合員の充実したくらしの実現のために生協の価値を見つめなおし,職場・退職者の仲間の皆さんが学校生協の活動の輪に加わっていただくよう,よろしくお願いいたします。

広島県学校生活協同組合
理事長 難波 隆宏